管理栄養士兼ライターをしている、2児の母です。部屋の片付けが少々苦手…。ハウジーのコラムを読みながらステキなおうちになるよう、悪戦苦闘中です。日々の暮らしに彩りを添えるような記事をお届けできればと思います。
洗濯機まわりは、洗剤や洗濯ばさみなど小物が多くごちゃごちゃしがち。家によっては脱衣所が狭くて「物が置けない」なんてこともありますよね。
でも洗濯機上にランドリーラックを設置すれば、そんなお悩みも解決します。
ただ、設置してから「思ったより物が置けない」と後悔することも。
「どれも同じ」と思ってしまうアイテムですが、実は買う前にチェックしたいポイントが。今回は、そんなランドリーラックの失敗しない選び方とおすすめアイテムをご紹介します。
ランドリーラックを選ぶときのチェックポイント
ランドリーラックはサイズや素材、特徴もさまざま。たくさんのランドリーラックの中から、自分にぴったりなものを選ぶためのチェックポイントを5つお伝えします。
【チェック1】設置できるか、お家で測るべきところ
購入したいランドリーラックがお家の洗濯機まわりに設置できるか、必ずサイズを測っておきましょう。
特に、洗濯機の水漏れを防ぐ目的で設置されている「防水パン」がある場合は要注意。
防水パンの外側に設置するのか内側に設置するのかなど、ランドリーラックのサイズや設置スペースを事前に確認してください。
また、背の高いランドリーラックの場合は天井高にも注意しましょう。
ランドリーラックを購入する前に、サイズを測っておくべき場所をまとめてみました。
- 洗濯機のサイズ
- 防水パンのサイズ
- 洗濯機まわりの空間(奥行・幅)サイズ
- 洗濯機を置いている場所の天井高
【チェック2】洗濯機を動かさなくても設置できるか
ランドリーラックによっては設置の時に洗濯機を動かす必要があるものも。
でも洗濯機はかなり重いので、移動させるのは大変な作業です。
特に一人暮らしの人や女性だけで設置する場合は、洗濯機を動かさなくても設置できるランドリーラックを選ぶようにしましょう。
【チェック3】どれぐらいのものが収納できるか
置きたいのは洗濯グッズなどの小物類だけなのか、ランドリーバスケットなど大きめのアイテムも置きたいのかを考えて、ランドリーラックの収納力を確認しましょう。
収納したいものがどのくらいの重さかを考えて、耐荷重を確認しておくことも大切です。のちのち収納したいものが増えることも考え、耐荷重が大きなものを選んでおくと安心です。
また、ランドリーラックのフレーム部分を収納スペースとして活用できるものもあります。ラック側面のフレーム部分がメッシュやラダーになっているタイプなら、S字フックなどを取り付けて収納力をアップさせることができますよ。
【ポイント4】どういう素材がいいか?
ランドリーラックは洗濯機まわりで使うものなので、湿気に強い素材を選びましょう。
おすすめはサビにくいステンレス製ですが、アルミ製や木製を選ぶ場合は換気扇を回したりこまめにお手入れをしたりして湿気対策をしましょう。
また水に強いコーティングが施されているものなら安心。ぬれてもさっと水気を拭き取ることができます。
【ポイント5】あると便利な特徴は?
ランドリーラックが伸縮式なら幅や高さを調節することができ、洗濯機やスペースに合わせてぴったり設置できます。
洗濯機を買い替えたときにも、サイズを合わせやすいですよ。
また脚にアジャスターが付いていると、多少の高さ調整が可能です。段差がある場所やガタつきが気になる場所でも対応できます。
さらに位置を変えられる可動式の棚板なら、カゴや洗剤など置きたいアイテムに合わせて棚の位置を変えることができ、収納スペースを最大限に利用できます。
ランドリーラックにハンガーバーが付いていると、ハンガーやスプレーボトルなどを掛けることができて便利。
S字フックを使ってカゴやバスケットを設置するなど、工夫次第で収納力がぐんとアップしますよ。
たくさん収納したい人は、ハンガーバーが付いたタイプがおすすめです。
タイプ別ハンガーラックのおすすめ
ランドリーラックの種類は、設置の仕方によって大きく「突っ張り型」「置き型」「立て掛け型」の3つに分けられます。
省スペースに設置できる【突っ張り型】
突っ張り型は、床と天井にランドリーラックを突っ張って固定します。省スペースで設置でき、段差がある場所にも対応できるのがうれしいポイント。
少しのすき間があれば設置できるので、一人暮らしの人にもおすすめです。
シンプルなデザインも多く、洗濯機まわりをすっきり使えるのも魅力。
ただ置き型に比べると耐荷重が小さく、収納力があまりないものが多いです。たくさん収納したい人には不向きかもしれません。
また一人で設置する予定の人は、設置作業に必要な人数も確認しておきましょう。
洗濯機と壁との間に3cm程のすき間があれば設置できます。
バスケットは出し入れしやすい斜め設計。持ち手付きで洗濯物を干すときや取り込むときの持ち運びに便利です。
たっぷり収納できる【置き型】
置き型のランドリーラックは、洗濯機を囲うように床に置くタイプ。
収納スペースがたくさんあるため、洗濯に必要なものをまとめて収納することができます。
また、足場がしっかりしているので、耐荷重が大きいことも特徴。
そのため、タオルなどの軽いものだけでなく、洗剤や着替えなど重量があるものを置いても安心です。
ただ土台がしっかりしている分、洗濯機周辺にある程度のスペースが必要になります。
4本足で支えるタイプが多く、洗濯機周辺に段差があるとうまく設置できない場合も。
また組み立て品を選んだ場合は、女性ひとりでは作業が大変かもしれません。
洗濯機のサイズや設置場所に合わせて横幅の調節ができます。脚にはアジャスターが付いているので、段差のある場所でも安心。
ハンガーバーが付いているので、洗濯物をサッと一時掛けして置くことができて便利です。
移動や設置がカンタンな【立て掛け型】
立て掛け型のランドリーラックは、その名の通り、壁に立て掛けるだけで設置が完了するタイプ。すっきりした見た目が魅力です。
立て掛け型は置き型と似ていますが、組み立てや設置が楽なので、女性やひとり暮らしの人におすすめ。2本の足を置くスペースがあれば設置でき、移動も簡単なので引っ越しが多い人にもぴったりです。
ただ突っ張り型と同じく、収納力があまりないものが多いです。
また、立て掛けるだけなのでやや不安定なのもデメリット。
地震による転倒や子どものいたずらを防ぐため、壁にしっかり固定するなどの安全対策をとりましょう。
壁がコンクリートなどでネジが使えない材質の場合や、賃貸住宅で壁に穴をあけられない場合は、違うタイプを選ぶほうが無難です。
フレームと棚板のシンプルなデザイン。
立て掛けるだけで設置できるので、洗濯機を動かす必要も無く簡単に設置できます。
天然木のハンガーバーがおしゃれなアクセントになっています。
おしゃれなランドリーラックのおすすめ3つ
ごちゃつきがちなランドリースペースだからこそ、すっきりおしゃれな空間にできればうれしいですよね。生活感をおさえながら必要なアイテムを収納できるランドリーラックを紹介します。
省スペースに設置できる突っ張りタイプのランドリーラックです。
木目調の棚板には、ファブリックやクリアなボトルを並べるとおしゃれ。かごやグリーンとも相性がよく、ナチュラルや北欧風の演出におすすめです。
ラックサイドは繊細なカーブのデザインフレーム。ランドリー空間に、さりげなくエレガントな雰囲気をプラスします。
ランドリー空間に似合うさわやかなグリーンの棚板。フレームはステンレスで湿気に強く、棚板は通気性のよい網目状になっているので、湿気の多い空間でも安心して使えます。
収納力抜群なランドリーラックのおすすめ3つ
毎日の洗濯の作業をスムーズに済ませるためには、洗濯機まわりの使いやすさがポイントになります。必要なアイテムをまとめて収納しておけば、すぐ手にとれて家事の時短になりますよ。
洗剤やタオルが置ける棚板、持ち運びできる洗濯かご、洗濯バサミなどが収納できる小物入れが付いたラック。サイドバーを使えばさらに収納力がアップします。
3段の棚板+ハンガーバーで、置くものから掛けるものまで、いろいろなアイテムを収納できます。洗濯機のサイズに合わせてすっきり設置できる伸縮式です。
幅が65cmから90cmまで調整でき、大型洗濯機にも対応できます。
棚板は薄茶のシャビーオークと濃い茶のウォールナットの2色から選べ、インテリアにこだわる人にもおすすめです。
小さな洗濯機にぴったり。スリムなランドリーラックのおすすめ3つ
一人暮らしや賃貸のお部屋には、空間をうまく利用できるスリムなランドリーラックがおすすめです。
洗濯機と壁との間に3cm程のすき間があれば設置可能。狭いスペースにも手軽に収納を増やせます。棚板の角は丸く加工されているので、子どもがいるお家にも安心です。
棚板2段のシンプルな構造。サイドには取り外し可能なタオルバーが付いています。
フレームはスチールの角パイプで、マグネット収納アイテムを貼り付けられるので便利です。
お手持ちのランドリーバスケットを斜めに置ける台付き。角度を水平にして2段の収納棚としても使用できます。
ランドリーラックを有効活用しよう
今回の記事を参考に、洗濯機上のデッドスペースは、ランドリーラックを有効活用しましょう。
見た目もオシャレに見えるだけでなく、洗濯も掃除もしやすくなるはずです。お手持ちの洗濯機や洗面所に合わせて、ぴったりなものを選んでくださいね。