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時間の経った黄ばみにも。ワイシャツの襟袖汚れをきれいに落とすアイテム

時間の経った黄ばみにも。ワイシャツの襟袖汚れをきれいに落とすアイテム

家事のコツ

ワイシャツや学生服など制服のシャツの悩みとしてあげられる、襟や袖の汚れ。
袖をめくったときや襟をゆるめたときに、汚れに気づいて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?

黄ばみが出てしまった後だと、きれいに汚れを落とすのも大変。時間が経つほど、なかなか落とせない頑固な汚れになってしまいます。
今回は、気になる襟袖汚れの原因や、うっかり放置してしまった頑固な黄ばみを簡単にスッキリ落とすアイテムについてご紹介します。

元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など

気になるワイシャツの黄ばみ・黒ずみの正体は?

黒ずみの気になるシャツ

ワイシャツにつく頑固な汚れと言えば、皮脂汚れがあげられます。
黄ばみも黒ずみも皮脂汚れが原因

着用してすぐにみられる汚れは「黒ずみ」で、皮脂汚れにホコリなどが付着したものです。
また、時間が経つと皮脂汚れが酸化して、黄色く変色します。これが「黄ばみ」と呼ばれる状態です。

衣替えをして、いざ久しぶりに出したワイシャツを着ようとしたら、黄ばんでしまっていてビックリした経験はありませんか? これは時間が経った皮脂汚れが原因
黄ばみ部分からは、粘土のような油の酸化したような嫌なにおいも出たりするんですよね。

実は、襟や袖につく皮脂汚れはとても頑固です。なので他の衣類と同じように洗濯しているだけでは、汚れを落としきれていないことがあります。

ワイシャツの黄ばみ・黒ずみに効果のある洗剤とは

皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤で落とすことができます。
家にある洗濯洗剤、洗濯用の石鹸、セスキ、アルカリ電解水、重曹など、キッチンの台所用洗剤でも落とすことができます。

また、洗濯コーナーで売っている襟や袖などの部分洗い用の洗剤も便利です。
短時間でできた「黒ずみ」には、今あげたような洗剤を使えば、比較的簡単に落とせます。
部分洗い用洗剤は、スティックタイプやスプレータイプなどがあり、襟元など汚れた部分を狙いやすいですよ。

襟袖洗剤

使い分けとしては、襟元の皮脂汚れ落としをメインに行いたいのであれば、汚れに直接塗りこめる「クリーニング屋さんのエリそで洗剤」などのスティック型のタイプ。
血液汚れなど、食品汚れなど他の汚れも落としたいのであれば「オキシクリーンスプレー」などのスプレータイプが衛生的。汚れに直接触らずにスプレーできるので、とても便利です。

また、時間の経ってしまった皮脂汚れの「黄ばみ」は、漂白効果のある洗剤で時間をかけて洗うのがオススメ。広範囲に黄ばみが出ることもあるので、オキシクリーンなど粉末の酸素系漂白剤に衣類ごとつけ置きすると汚れが落ちやすくなりますよ。

ここからは、スティック洗剤を使うと本当に黄ばみが落ちるか試してみたので、簡単にご紹介します。

「クリーニング屋さんのエリそで洗剤」を使った黄ばみの落とし方

時間をかけて洗わなければいけない頑固な黄ばみにこそ使ってみたい、襟袖専用の洗剤。
今回使用したのは、スティックタイプの「クリーニング屋さんのエリそで洗剤」。クリーニング業界でも実際に使われているという人気の洗剤です。

黄ばみの落とし方

エリそでよごれに効く洗剤

1.汚れが気になる部分に直接洗剤を塗ります。

2.汚れがひどい場合は5分ほどおく。

3.洗濯洗剤を入れた洗濯機で、洗濯します。

《使う時に注意したいこと》
この「クリーニング屋さんのエリそで洗剤」は水洗いのできる綿・麻・合成繊維に使用できます。
濃淡色や柄ものなど変色や色落ちの恐れがある場合は、目立たない部分で確認してから使用してください。

どのくらい白くなった?驚きのビフォアーアフター

黒ずんだ襟

ビフォアー
襟元にあった黒ずみの様子。1日着ただけで、汚れがこんなにも広範囲に広がっていました。

洗剤で真っ白になったシャツ

アフター
洗濯後は全体的に汚れが落ちて、ワントーン明るくなりました。
塗って洗濯しただけでここまできれいになるとは…。

スプレータイプは、うまく黒ずみ部分にスプレーしようとして何度か外して失敗しましたが、スティックタイプの場合は一発で汚れに塗りこめるので無駄がありません
毎日の洗濯前のプレケアとして習慣にすれば、いつも白さをキープできそうです。

黄ばみを防ぐために気をつけたい3つのポイント

シャツを干す間隔

【1】洗濯物をためこまない
普段から汚れた衣類はためこまないようにしましょう。小まめに部分洗いをして汚れが蓄積しないように気をつけることが大切です。
ちなみに、液体洗剤よりも粉末洗剤の方がアルカリ度が高いので、皮脂汚れがなかなか落ちない場合は洗剤を替えてみましょう。

【2】洗濯のりで皮脂汚れをつきにくくする
粉末状の洗濯のりをスプレー容器に薄めて入れ、汚れやすい襟袖周りに吹きかけておきます。
こうしておくと、皮脂汚れが直接衣類につきにくくなります。

【3】衣替え前に「しまい洗い」をする
衣替えをする前に、しっかり襟袖周りを重点的に洗濯することを「しまい洗い」と呼びます。洗ってから服をしまうことで、来シーズンのときに黄ばみが出にくくなります。
一見きれいに見える服であっても、一度袖を通したものは必ず洗濯してから保管するよう心がけましょう。

洗濯前にさっとひと塗りして、毎日着るシャツに清潔感を

綺麗に洗濯した服をしまう

ふだんから爽やかに着こなしたいワイシャツ。汚れがあると一気に清潔感がなくなってしまいます。

とくに襟や袖は肌に生地が直接触れてしまうので、下着と同じように皮脂で汚れています。
襟袖などの部分洗いを使いこなして、汚れをためないように心がけていきましょう。

クリーニング屋さんのエリそで洗剤

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参考資料

リネットマガジン「ワイシャツの黄ばみや黒ずみ(脇・襟汚れ)を取る方法をプロが回答!」(2022/08/30)
東京ガス ウチコト「洗濯してもなかなか落ちない皮脂汚れ。簡単に落とす方法とは?」(2022/08/30)