フリーマガジン制作・料理フォト撮影を行い、料理写真講座の講師も担当。ライターとしては、フリーマガジンやネット媒体において、趣味の旅行や料理に関する記事を執筆。 主婦歴20年超。料理好きを生かし、インスタグラムにて料理やスイーツの写真投稿をしフォロワーとのやりとりを楽しんでいる。 Youtubeチャンネル【箱根移住夫婦の休日バンライフ 】運営。
蒸し暑い季節にぴったりなのが「冷製パスタ」。
見た目もおしゃれで、手軽においしく作ることができるのでおすすめです。
今回は夏に食べたいおすすめの冷製パスタのレシピをいくつかご紹介します。
食欲のない時でもつるっと食べられて、栄養たっぷりなレシピが満載です!
冷製パスタには「カッペリーニ」がおすすめなワケ
まずは冷製パスタにぴったりのパスタについてご紹介します。パスタにはたくさんの種類がありますが、冷製パスタにおすすめなのは細いパスタ「カッペリーニ」。
麺が細いのでゆで時間も短く、水で締めたときも短時間で麺が冷えるので大変便利です。
もちろんカッペリーニ以外のパスタでもおいしく冷製パスタを作ることができますが、加熱時間や冷却時間の短縮になる点、ソースや調味料としっかりからむ点を考えても、冷製パスタには細めのパスタが適しているといえます。
冷製パスタを作るときの4つのコツ
温かいまま食べるパスタとは違い、冷やして食べるパスタの場合は以下の4つのポイントをおさえておきましょう。
【コツ1】たっぷりのお湯と塩でゆでる
ゆでるときは、いつもより少し多めに塩を入れて、しっかりと下味をつけておきます。冷製パスタは冷やす際に表面を水で洗うため、通常よりやや濃い目の塩分(塩分濃度1.5%くらい)でゆでるのがおすすめです。
【コツ2】ゆで時間はいつもよりやや長めに
冷製パスタの場合、氷水で麺を締めますので多少食感が固くなります。
そのため、パッケージに表示されている標準のゆで時間+1分くらい長めにゆでるのがおすすめです。
【コツ3】水気はしっかり取る
温かいパスタと違って、冷やしたパスタはザルだけでは十分に水気が切れず、水っぽい仕上がりになることがあります。
氷水で冷やしたパスタの水気は、ペーパータオルなどできっちり取りましょう。
【コツ4】食器やカトラリーを冷やしておく
さらにおいしく作るコツとして、盛り付ける食器や使うカトラリーをあらかじめ冷やしておくこともおすすめです。
では、カッペリー二を使った冷製パスタのレシピをご紹介します。
バジルが香る!ツナとトマトの冷製パスタ
まずご紹介するのは、しっかり冷やしたトマトがひんやりおいしい「トマトとツナの冷製パスタ」。バジルも加えて、香り豊かに仕上げます。
1人分の材料
- パスタ 80g
- トマト 1個
- バジル 3枚
- ツナ缶 1個
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにくおろし 小さじ1/2
- レモン汁 小さじ1
- 塩 少々
- あらびきコショウ 少々
1.トマトは1cmの角切り、バジルはみじん切りにします。
2.ボウルにトマト、バジル、ツナ缶、調味料を入れよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で15〜20分ほど冷やしておきます。
3.パスタをゆでる。ゆであがったら水で洗ってから冷水に取り、よく冷ましてから水気を切っておきます。
4.2のソースの入ったボウルにパスタを加え、全体をよく混ぜ合わせたら完成です。
和風でさっぱり!梅としらすの冷製パスタ
食欲がない日でもさっぱりとしていて食べやすい「梅としらすのパスタ」。
梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復効果もあり、疲れている時にもおすすめです。パスタをゆでる前に、ソースを冷蔵庫でしっかり冷やしておくのがポイントです。
1人分の材料 ※【A】はソースの材料
- パスタ(カッペリーニ) 80g
- 梅干し 2個
- しらす 大さじ1
- 大葉 3枚
- 【A】オリーブオイル 大さじ1
- 【A】めんつゆ3倍(3倍濃縮) 大さじ1と1/2
- 【A】水 大さじ1
- 【A】白ごま 少々
1.大葉は細めの千切りに、梅干しは種をはずして包丁でたたいておきます。
2.ボウルにソース【A】の材料と梅干しを加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で10分程度冷やします。
3.パスタをゆでます。ゆであがったら水で洗ってから冷水に取り、よく冷ましてから水気を切っておきます。
4.ソースの入ったボウルにパスタを加え、しらすも加えてよく混ぜ合わせます。うつわに盛り付けて大葉をのせたら完成です。
市販ソースで簡単!生ハムとクリームチーズのジェノベーゼ
カッペリーニにもぴったりの香り豊かなジェノベーゼ。今回は手軽に市販のソースを使用し、プラスで生ハムとクリームチーズを加えて風味豊かに仕上げます。
1人分の材料
- パスタ(カッペリーニ) 80g
- 生ハム 2枚
- クリームチーズ (キューブ状のもの)18g 2個
- ジェノベーゼソース(市販品) 1人前
1.クリームチーズは8mm程度のキューブ状にカットします。生ハムは1枚を3等分程度に手でちぎっておきます。
2.パスタをゆでる。ゆであがったら水で洗ってから冷水に取り、よく冷ましてから水気を切っておきます。
3.水気を切ったパスタをボウルに入れ、市販のジェノベーゼソースを加えてよく混ぜます。4.クリームチーズも加えて軽く混ぜ合わせて皿に盛り付けます。
5.パスタの上に生ハムをトッピングして完成です。
黄金コンビ!海老とアボカドの冷製パスタ
栄養価の高いアボカドを使用した「海老とアボカドの冷製パスタ」は、アボカドのこってりさを生かしながらも、レモン汁を加えることでさっぱりと食べやすく仕上げます。
1人分の材料 ※【A】はソースの材料
- パスタ(カッペリーニ) 80g
- アボカド 1個
- サラダ用ゆで海老 40g
- 【A】牛乳 大さじ1
- 【A】マヨネーズ 大さじ1と1/2
- 【A】オリーブオイル 大さじ1
- 【A】レモン汁 大さじ1/2
- 【A】しょうゆ 小さじ1
- 【A】おろしにんにく 小さじ1/2
- 【A】塩コショウ 少々
- (お好みで)粉チーズ 適量
1.ボウルにソース【A】の材料を加えて混ぜ合わせます。
2.アボカドは1〜1.5cm角にカットします。ソースを入れたボウルにアボカドの3/4個分を加え、アボカドを潰しながら全体を混ぜ合わせます。
3.パスタをゆでます。ゆであがったら水で洗ってから冷水に取り、よく冷ましてから水気を切っておきます。
4.水気を切ったパスタをボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。残りのアボカドも加え、軽く全体を混ぜ合わせます。
5.お皿に盛り付けて、粉チーズをお好みの量かけて完成です。
おいしい冷製パスタで夏をのりきろう
毎日暑いと食欲も落ちますが、食事を抜くとさらに体力が落ち、体調を崩す原因にもなります。
食欲のないときにも食べやすい冷たいパスタや、さっぱりしたものを上手にとって、暑い季節を乗り切りたいですね!