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捨ててしまう前に!節約できて家事にも役立つ再利用アイデア6選

家事のコツ

「地球環境や節約のため、捨てるものを再利用すればいい」と、頭では理解していても、面倒くさいと思ってしまい、なかなか実行できている人は多くはないのではないでしょうか。

さほど手間をかけなくても、いらなくなったものを再利用する方法はいくつかあります。
中には、家事がラクになるアイデアもあるのです。

今回は今まで捨てていたものを再利用して、家事をラクにするアイデアをご紹介します

家事の効率化、家庭でのSDGsを専門にテレビ・ラジオ・講演・コラム連載などで活動。時短家事、便利グッズ、業務用品の情報にも精通し、大手メーカーの生活用品の企画にも携わる。ブログ・SNSでの生活情報発信は20年以上の実績。 著書「シンプルライフの節約リスト」「素材まるごと&使いきりアイディア術」ほか

家事で役立てたい「リユース(再利用)」の概念

家事で役立てたい「リユース(再利用)」の概念

リユースとは、「一度使ったものを捨てずに繰り返し使うこと」を指します。
「レジ袋有料化」の施策に代表されるような、ごみになるものを減らすリデュースや、ごみとして出したものを再び資源に戻すリサイクルと合わせて3Rと呼ばれています。

「レジ袋をもらわないようにエコバッグを利用する」「ペットボトルなどは資源ごみとして出す」など、リデュースとリサイクルは普段から意識することで誰でも取り組むことができます。
一方、リユースは「何をどうやって再利用すればいいのか」を知っておく必要があります。
世の中にはたくさんのリユースアイデアが紹介されているので、気になるものをチェックするのも手です。

一度使ったものを捨てずに再利用することは、節約にもつながります。
また、場合によっては料理や掃除などの家事をラクにすることもできるのです。

【アイデア1】牛乳パックを再利用

多めに作ったカレーを冷凍するとき、何に入れていますか?
プラスチック製の保存容器を使うと、色やカレーの匂いがついてしまうことがありますよね。「使った後が大変になった」「買い替える羽目になった」という経験のある人もいるのではないでしょうか。

そういうときこそ、牛乳パックを再利用して活用しましょう。

カレーを冷凍するときには、牛乳パックを再利用

保存容器代わりに使うときは、牛乳パックを半分ほどの高さにカットします。
カレーを牛乳パックに入れたらフタの代わりにラップをかぶせ、テープなどでしっかり留めて冷凍します。

冷凍カレーはそのまま鍋に入れて解凍を

冷凍したカレーを使うときは、凍ったまま鍋に入れて解凍するのがおすすめです。野菜や肉を炒めて、その上に凍ったカレールーを出し、弱火で加熱していくと簡単に解凍できます。

カレーを冷凍するのに使い終わった牛乳パックは、そのまま捨てずに洗ってから資源ゴミの回収へ。「再利用」を目的とすると、資源ゴミになるものを捨ててしまいがちですが、資源ゴミとして出せるものは出して、リサイクルしてもらいましょう。

以下のようなものは資源ゴミになります。

  • 空き缶などの缶類
  • びんやガラス類
  • ペットボトル
  • プラスチック製の容器
  • 新聞紙や段ボール、雑誌などの紙類

【アイデア2】食品トレーを再利用

スーパーで売られている肉や魚は食品トレーに入っています。この食品トレーで調理をしやすくすることもできます。
わが家の例をご紹介します。

焼き鳥を家で作れば、店で買うよりもかなり節約になりますね。
しかし、鶏肉に串を通す作業は大変なので、なかなか家で焼き鳥を作る機会も多くはないのではないでしょうか。
そこで役立つのが食品トレーです。

食品トレーを再利用

食品トレーを裏返し、その上に一口大にカットした鶏肉を並べて、真上から竹串を刺していきます。食品トレーを突き抜けることによって、竹串を簡単に通すことができます。

使い終わった食品トレーは、洗ってリサイクルへ出すことができます。

【アイデア3】針金ハンガーを再利用

用意するものはこちらの3つ。

クリーニング店から衣類が返ってくるときに使われているハンガー。エコの観点で最近は針金ハンガーも少なくなりました。
だからこそ、家の中に針金ハンガーが溜まってしまっているというお宅もあります。
たくさん余っているのであれば、そのうちの1つをハンディモップにしてみませんか?

「針金ハンガー」で作るハンディモップの材料

  • 針金ハンガー
  • 使い古したタオルなどの布
  • 伝線してしまったストッキング
「針金ハンガー」で作るハンディモップの材料

使い古したタオルや伝線してしまったストッキングなども、こうしてお掃除グッズとして活用することができます。

まずは、針金ハンガーをほどいて細長く伸ばします。そこにタオルなどの布を巻いて、上からストッキングをかぶせて完成です。

「針金ハンガー」で作るハンディモップ

針金ハンガーは自在に曲がるので、手が届きづらいカーテンレールの上や本棚の上など、掃除したい場所に合わせて角度を変えて使うことができます。
また、タオルの厚みによるクッション性とストッキングの静電気のおかげで、ホコリを吸着しやすいという特徴もあります。

【アイデア4】フルーツ用のクッション材を再利用

桃など潰れやすいフルーツを包んであるクッション材。こちらも捨てる前にひと働きしてもらいましょう。

水回りの掃除に役立つクッション材

クッション材はシンクの中など、水回りの掃除に役立ちます。
細かい素材のおかげで、さっと拭くだけでこびりついていた汚れを簡単に吸着してくれます。

【アイデア5】みかんの皮を再利用

みかんに含まれるクエン酸には汚れ落としや消臭・除菌効果があります。
そのため、みかんの皮を煮出した汁は掃除に利用することができます。

300ml程度の水にみかんの皮を1~2個を入れ、弱火で加熱します。水に色がつくくらいまで煮出してください。

煮汁は冷ましてから布巾や雑巾に漬けてしっかり絞って使用します。
冷蔵庫の汚れやガスコンロの汚れ、フローリングの汚れなどを落とす効果があります。
(フローリングなどは目立たない場所で試して、シミにならないことを確認してから利用してください)。

また、みかんの皮を天日で乾燥させたものをお風呂に入れるのもおすすめです。

【アイデア6】食器洗い用スポンジを再利用

毛足の長いカーペットだと、掃除機をかけても髪の毛やペットの毛が残ってしまっているということはないでしょうか。
そこで活躍してくれるのが、使い終わった食器洗い用スポンジです。

食器洗い用スポンジの硬い面で軽くカーペットをなでると、カーペットに絡みついている毛を集めてくれます。

また、使い終わった食器洗い用スポンジは網戸掃除にも便利です。
スポンジを2個用意し、両方を水で濡らしてから軽くしぼります。
2個のスポンジのやわらかい面を網戸の両面に挟むよう当て、スポンジを合わせたままの状態で上下左右に動かしていきます。

やわらかいスポンジで挟むことによって、網戸の目の細かい部分の汚れもスポンジが吸着してくれ、簡単に網戸の汚れを落とすことができます。

捨てる前に家事で活用

今回は再利用アイデアの中から、特に普段の家事がラクになるものや節約になるアイデアをいくつかご紹介しました。

どれもさほど手間がかかるものではないので、ぜひ一度お試しください。