家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します
パスタの保存に便利なパスタケース。パスタボトル、パスタキャニスターなどと呼ばれ、最近では、機能性に優れたものやガラス製でおしゃれなデザインのものなど、意外と種類が豊富なんです。
それだけに、どのような基準で選んだらいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、パスタケースの選び方やおすすめのアイテムをご紹介します。
パスタケースは本当に必要?
買ってきたパスタを袋のまま保存している方は、結構多いかもしれません。
保存に気を使わなくてよさそうなパスタですが、実は、他の食材同様、湿気によるカビや虫による食害、ニオイ移りなどには気を付けなくてはいけません。
パスタの鮮度や風味を落とさないようにするには、密閉できる保存容器に入れて保存するのがポイント。
移し替えるのは面倒に思いますが、密閉容器に入れておけば虫や湿気の侵入を防ぐことができ、パスタの鮮度を保つことができます。他の食品のニオイが移る心配もなくなります。
密閉容器の中でも、パスタを入れておくのに特化した容器がパスタケース。
パスタを最適な状態で保存できるだけでなく、1食分を計って取り出せるなどの機能が充実したものが多いのが特徴です。
パスタを長期保存しておくのに、最も適していると言えます。
パスタケースの選び方
最近は、おしゃれなデザインだけでなく、機能面でも工夫を凝らしたパスタケースが人気です。
こちらではパスタの保存に最適なパスタケースの選び方についてご紹介します。
素材で選ぶ
パスタケースは、プラスチックやガラスなどさまざまな素材で作られています。
それぞれの素材によって、見た目だけでなく機能にも違いがあるので、求める性能に近いものを選ぶとよいでしょう。
それぞれの素材による特徴は下記の通りです。
耐熱性・耐久性に優れた「プラスチック」
パスタケースの多くに使われている素材はプラスチック。中でも多いのがポリプロピレンです。
とても軽くて強度が高く、耐熱性にも優れているので、キッチンでの使い心地はバツグン!
また、吸湿性がないため、パスタの保存に適しています。
キッチンが狭くて、置く場所がコンロの近くになってしまうという方は、ポリプロピレン製をおすすめします。
おしゃれでデザイン豊富な「ガラス」
インテリアになじむオシャレなパスタケースをお探しの方はガラス製がおすすめです。
重さがあるので出し入れが大変というイメージのあるガラスですが、今は軽くて耐熱性のあるものや、密封性の高い商品も多くあります。
お気に入りのデザインを選んで、長く大切に使い続けたいですね。
軽くて衝撃に強い「AS樹脂」
AS樹脂は、軽くて衝撃に強いという特徴があります。
持ち運びやすくて落としても壊れにくい素材なので、小さなお子さまのいるご家庭におすすめです。
また、AS樹脂は軽いので、家族の人数が多くてたくさんの量を保存したいという場合に適しています。
ただし、熱には弱い特性があるので、コンロの近くには置かないように気をつけましょう。
形状で選ぶ
ロングパスタを入れておくパスタケースの形状は、主に丸型と角型の2種類。パスタケースの形状は収納のしやすさなどの使い勝手に関わってきます。
丸型のパスタケースは持ちやすいですが、横向きにすると転がってしまうのが難点。ただし、洗うときには四隅がない分、角型より洗いやすいと感じることも。
角型のパスタケースは丸型に比べるとやや持ちにくさを感じますが、よほど容量が大きくなければ気になりません。丸型と違い、収納場所に応じて横向きでも収納できます。
取り出しや補充のしやすさで選ぶ
パスタケースは、必要なときにサッと取り出せるか、補充がしやすいかも重要なポイントです。
取り出し口となるフタに注目して、開けやすそうか、出すのに手間はかからないかをチェックしましょう。
また、写真のようにフタの部分に穴が空いていてパスタの量を計れる便利な機能がついたものもあります。
実際にキッチンで使うところをイメージしながら、使いやすさを重視して選ぶとよいでしょう。
一度に入る容量で選ぶ
普段パスタをどれぐらい食べるかによって適した容量を選ぶことも大切です。
家族の多い方やパスタを頻繁に食べる方なら大きめのパスタケースを。
一方、ひとり暮らしであまりパスタを消費しないという方は、コンパクトで少量を保存できるパスタケースを選ぶとよいでしょう。
見た目のおしゃれさで選ぶ
お料理は毎日のことなので、キッチンに立つのが楽しくなるようなお気に入りのデザインを選ぶことも大切なポイントです。
インテリアのテイストに合わせて選べば、キッチン全体に統一感が出てセンスの良いお部屋の印象に。
インテリアの一部として、見せる収納ができるパスタケースを選ぶのもおすすめです。
ロングパスタ向けパスタケースのおすすめ
パスタケース選びのポイントが分かったところで、ここからはおすすめのパスタケースをみていきましょう。
まずは定番のロングパスタが入るパスタケースのおすすめアイテムをご紹介します。
DULTON シリンダージャー
インテリアメーカー「DULTON」のパスタケース。ワンタッチでフタが密閉できます。
同じシリーズに角型と丸型が両方あり、サイズ展開も豊富なのが特徴的。シリーズで揃えればキッチンに統一感が出ます。
岩崎工業 ラストロウェア アローラポット
フタには大小2つの取り出し口が付いていて、1人分・2人分の計量がサッとできてとっても便利!
市販のパスタ約1kg分を保存できる大容量なので、家族が多い方や頻繁にパスタを作る方におすすめです。
イノマタ化学 なるほどパスタ
ハンドル付きで持ちやすさが売りのパスタケース。簡単に1食分(約100g)を取り出すことが可能です。
パスタが出てくるフタ部分がスライド式なので、片手でスムーズに開け閉めできます。
富士商 エアリデューサー
液体が漏れないほど気密性が高く、ニオイ移りが気になる食材の保存にもってこいなパスタケースです。
直径10cm未満のスリム設計なので片手でも持ちやすいです。
DULTON キューブジャー
フタに保存期間を確認できるダイヤルがついているのが特徴的。マスキングテープなどを貼らなくてもいつ入れたのかを記録できるのは便利ですね。
ステンレス×ガラスの洗練されたたたずまいは外国風のキッチンの雰囲気にピッタリ!
タケヤ化学工業 パスタケース フレッシュロック
保存容器で有名な「フレッシュロック」のパスタケースです。
ロングパスタが2.5L入り、1食分(100g)を計ることができるパスタメジャーまで付いています。
フタが透明なので、上から見てもどのくらい入っているのか把握しやすいです。
パール金属 スマートシールコンテナ
フタのつまみを回してロックし、高い気密性を保つことができるパスタケースです。キッチンのどこに置いても乾燥や湿気が気になる…という場合におすすめ。
シリーズ商品同士でスタッキングさせることもできます。
ビッテ スタッキングキャニスター
1kgのパスタがすっぽり入る容量のパスタケースです。
最大の特徴は容器の底。容器の底が丸くなっているため、中身がきれいに見える効果があります。
ショートパスタ向けパスタケースのおすすめ
続いて、ショートパスタ向けのパスタケースをご紹介します。ショートパスタをよく食べるという人はぜひチェックしてみてください。
KINTO Cast パスタキャニスター
「機能美を備えたデザイン」にこだわったキッチンメーカー「KINTO」のパスタキャニスター。
本体の底とフタはスタッキングするので、同じシリーズを重ねて置いておくこともできます。
イケックス 古い物から取り出しやすい保存容器
こちらの保存容器は上下に色違いのフタが上下に付いているのが特徴的。どちらも開けることができるので、底に沈んだ古い物から取り出しやすい構造になっています。
リビング ガラスクッキージャー
見た目がおしゃれなガラス製の保存容器。飾るだけで雑貨屋やカフェのような雰囲気を楽しめます。
3Lとかなり大きめなので、ショートパスタ以外にもいろんなものを保存しておくのに便利です。
DULTON シリンダージャー
「DULTON」のシリンダージャーには、ショートパスタ向けのサイズも。
ワンタッチでロックが解除でき、開けやすいのが特徴です。
本体は耐熱ガラスでできているので、食洗機対応なのもうれしいですね。
MARNA ワイドショート保存容器
700mlと容量は少なめですが、約250gのショートパスタを保存できます。
フタはホワイトとクリアを選ぶことができ、クリアなら上から見ても何が入っているのか分かるのが特徴です。
横長の形状で洗うときに底までしっかり手が届くのがポイント。
パスタケースでおいしさを逃さず保存しよう
パスタケースはパスタの保存に欠かせないアイテム。
しっかり密閉できるパスタケースに入れておけば、パスタを湿気や虫から守ることができ、おいしさを逃さずに保存することができます。
「パスタの正しい保存方法」は別の記事でくわしく紹介しているので、よければ参考にしてくださいね。