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シャワーヘッドのお手入れ

シャワーヘッドの水あかや黒カビを一掃!簡単にできるつけ置き掃除でピカピカに

掃除

意外と汚れやすい、お風呂のシャワー。
ふだん使う時はシャワーヘッドをまじまじと見る機会はほとんどなく、汚れに気がつきにくいです。

しかし、一見きれいに見えるシャワーでも、ヘッドの内部や周辺、つけ根などは、黒カビや水あかなどで汚れています。
ヘッドが汚れていると、目詰まりして水が出にくくなることもあるので、定期的なお掃除は大切。

今回は、家庭でもできるつけ置き掃除の方法や目詰まりなどの直し方などについてお伝えします。

元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など

シャワーにつく主な汚れとは?

分解したシャワーヘッド

お風呂で発生する汚れには、様々な汚れがあります。

手あか、水あか、皮脂(ひし)汚れ、石けんカス、黒カビ、赤カビなどが代表的な汚れとしてあげられます。
シャワーヘッドにつく汚れも同じです。

他にも、蛇口などでよくみられる銅の酸化によるサビの「緑青」(りょくしょう)も、まれにシャワーヘッドにつくことがあるようです。

普段のお手入れだけでは不十分?

シャワーヘッドを浴室用洗剤で洗うのは、2~3週間に1度のペースが理想。普段から中性の浴室用洗剤で洗っていれば、軽い汚れは落とすことができます。
しかし、蓄積した頑固な水あかや黒カビなどは、つけ置きしないと汚れがゆるみません。

蓄積した汚れを落とす「つけ置き」の洗剤の種類は?

シャワーヘッドをつけ置きするときは、落としたい汚れの種類によって使う洗剤が異なります。

汚れの種類とつけ置きの洗剤

水あか(アルカリ性の汚れ):酸性のクエン酸を使ってつけ置きします。
皮脂、石けんカス、黒カビなど(酸性の汚れ):セスキや重曹、オキシクリーンなどのアルカリ性の洗剤でつけ置きします。

皮脂や石けんカス、黒カビなどの酸性の汚れを落としたい場合は、「お風呂のオキシづけ」を行う際にシャワーヘッドを一緒につけ置きするという手もありますね。

内部までしっかりつけ置きする掃除は、浴室をオキシづけするタイミングや、汚れが気になったらその都度行うとよさそうです。

今回は、クエン酸でのつけ置き方法と、漂白効果も期待できるオキシクリーンでのつけ置き方法について紹介します。

たまった汚れをスッキリ落とすシャワー掃除の方法

シャワーにつく汚れ

シャワーのお掃除と言えば、シャワーヘッドがメインですが、実はホースやフック部分も汚れやすいです。
せっかくなので、シャワーヘッドと一気に洗ってしまいましょう。

《お手入れ前のご注意点》
お手入れ前に、ご家庭のシャワーの取り扱い説明書をご確認してからお掃除してください。
分解する場合は、細かいパーツがある場合は紛失しないよう気をつけてください。
シャワーが分解できない場合でも、下記の方法でそのままつけ置きして洗えます。

水あかやカルキ汚れはクエン酸につけ置きする

水あかやカルキ汚れがつきやすい、シャワーヘッド。
特に、水の出てくる散水板の部分には、白っぽい塊やウロコのような汚れが付きやすいです。
軽くこするだけでは落ちない固い汚れですが、つけ置きして汚れをゆるめることができます。

つけ置き液の材料

  • ぬるま湯(2L)
  • クエン酸(大さじ3)
クエン酸でシャワー掃除

1.まずは、つけ置き液を作ります。2Lのぬるま湯に大さじ3のクエン酸を入れて混ぜます。

クエン酸水にシャワーヘッドをつけ置きする

2.先ほど作ったつけ置き液に、シャワーを2時間ほどつけ置きします。

シャワーヘッドの目詰まりを掃除する

3.ブラシで磨きます。今回のお手入れでは、100均の急須ブラシを使用しました。
目が詰まっている場合は、爪楊枝や針で穴を通します。

4.しっかりすすいで完了。
クエン酸につけるだけで、くすみや黒ずみも軽くなりました。

黒カビや赤カビなどにはオキシ漬けをプラスする

クエン酸のつけ置きでは落ちない汚れがある場合は、オキシ漬けをプラスします。黒カビ、赤カビ、石けんかす、皮脂汚れなどを落としてくれます。
先にオキシクリーンでつけ置きしてから、クエン酸でつけ置きすることもできます。

つけ置き液の材料

  • ぬるま湯(2L)
  • オキシクリーン(キャップ半分)
オキシクリーンでシャワーヘッド掃除

1.つけ置き液を作ります。
2Lのぬるま湯に、キャップ半分のオキシクリーンを入れて混ぜます。

シャワーヘッドのオキシ漬け

2.2時間つけ置きします。ホースが浮くので、タワシで抑えながらつけ置きしました。

シャワーヘッドを分解して掃除する

3.ブラシで磨きます(100均の急須ブラシを使用しました)。
ホースとの接続部分の黒ずみ、ヘッドの中の黄ばみも落ちやすくなっていました。

4.しっかりすすぎます。
汚れが比較的軽い場合は、オキシ漬け後に磨くだけできれいになります。

固な汚れは重曹ペーストで磨く

クエン酸や、オキシクリーンでつけ置きしても落ちない場合は、研磨効果のある重曹で磨きます。
傷が気になる場合は、目立たない場所で最初に確認してから磨いてください。

重曹に対して水を3:1の割合で薄めたものを使って磨いていきます。
あまり薄めすぎると研磨効果が落ちるので気をつけましょう。

重曹ペーストでシャワーヘッド掃除

1.汚れにすりこむようにして磨きます。

2.しっかりすすぎます。

シャワーのホースやフックにつく黒カビの対処方法

浴室の壁や浴槽に接している部分には、ポツポツと黒点のような黒カビがつきやすいです。
汚れが軽い場合は、つけ置きと重曹ペーストで磨くことで落とすことができます。

1.オキシクリーンで、シャワーヘッドと一緒につけ置きします。(ホースが外せる場合は外してつけ置きします)

重曹ペーストでカビ落とし

2.重曹ペーストでカビを磨きます。炊事用手袋をし、重曹ペーストをすりこむように握ってこすると落としやすいです。

ホースの頑固な黒カビには塩素系漂白剤が有効!

ホースにこびりつく黒カビには根の深い頑固なものもあります。
最初から塩素系漂白剤をつけて落とすことも有効です。
塩素系漂白剤は必ず単品で使用し、酸性のクエン酸などと併用しないようにしてください。

塩素系漂白剤を使う際は、したたり落ちにくいジェル状のものを使うと便利です。

<p>かびとりいっぱつ</p>

かびとりいっぱつ

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付け根や細部の黒ずみまでスッキリ!フックのお手入れ方法

シャワーをひっかけるためのフックにも、黒ずみなど汚れが目立つことがあります。
基本的に、浴室用洗剤とブラシがあればキレイにできます。

1.浴室用洗剤をかけます。

シャワーフックの掃除

2.ブラシで磨きます。
つけ根部分や細部に黒ずみが残らないように、隙間にそってブラシを動かすのがポイントです。

3.しっかりすすぎます。

【ビフォアーアフター】つけ置きや洗剤の効果にびっくり!

それでは、実際にどのくらい効果があったか、BeforeとAfterの写真で見比べてみましょう。

シャワーヘッド

掃除するまではそんなに汚れていると自覚していなかったシャワーヘッド。分解していくと、意外と内部が汚れていてびっくり。

シャワーヘッド掃除のビフォーアフター写真

散水板まわりにあったくすみが消えて、全体の黄ばみや黒ずみも落ちました。

シャワーヘッドの黒ずみや黄ばみ落とし

ヘッド内部の黄ばみも落ちました。接続部分にあった黒ずみも、キレイに落ちてピカピカです。

ホースの黒カビ

最後に、ポツポツと黒カビが目立っていたホースのBeforeAfter。
オキシ漬けだけでは落ちなかったので、重曹ペーストで磨くとかなり目立たなくなりました。

もっとも効果的だったのは、ジェル状の塩素系漂白剤「かびとりいっぱつ」による漂白。
全てのカビがスッキリとなくなりました。

シャワーホースのカビ落とし

掃除後に改めてシャワーを見て、こんなにきれいだったんだと驚きました。
定期的なお掃除は大切ですね。

落ちにくかった汚れもクエン酸でスッキリ

クエン酸のイメージ

お風呂の浴槽用の洗剤は中性やアルカリ性のものが主流です。
シャワーヘッドは、普段あまり使わない酸性の液(クエン酸など)につけるだけで、今まで落ちにくかった水あかを落とすことができます。

重曹・セスキ・オキシクリーンなどのアルカリ性の洗剤でしかつけ置きしたことない場合は、まずはクエン酸水につけ置きしてみてください。

アルカリ性の洗剤では落とせない、カルキ汚れや水あかがきれいに取れます。つけ置きに使った洗面器のザラザラまで落とすことができるので、一石二鳥ですよ。