howsie magazine

フライパンでホットサンドを作る

ホットサンドメーカーを使わない!フライパン1つで作る方法

キッチン

「ホットサンドが食べたいけれど、ホットサンドメーカーが自宅にない!」という方、多いと思います。実は、フライパンでも手軽にホットサンドを作ることができるんです!

今回は、フライパンでホットサンドを上手に作るコツと、ホットサンドのおすすめレシピをご紹介します。

フリーマガジン制作・料理フォト撮影を行い、料理写真講座の講師も担当。ライターとしては、フリーマガジンやネット媒体において、趣味の旅行や料理に関する記事を執筆。 主婦歴20年超。料理好きを生かし、インスタグラムにて料理やスイーツの写真投稿をしフォロワーとのやりとりを楽しんでいる。 Youtubeチャンネル【箱根移住夫婦の休日バンライフ 】運営。

フライパンでホットサンドを作るのに必要なもの

フライパンでホットサンドを作るためには、フライパンとフライ返しが必要です。フライ返しはパンをひっくり返すときだけでなく、パンを上から押して圧をかけるプレスをするときにも使います。

フライパン+フライ返しの組み合わせは力の加減もしやすく調理中にパンを返しやすいので、失敗なくホットサンドを作ることができます。フライ返しがない場合は、代わりに木べらを使ってもOK。

ただし、フライ返しや木べらはずっと力を加える必要があるので、ちょっと重労働です。
そういう人には、食パンの上にクッキングシートを敷いて、重しをのせてもOK。

スキレットくらい重みのあるものがぴったりです。お鍋やパンより少し小さめのお皿を使うときは、中に水を入れると重さが調節できます。
ただし、重すぎると具材がはみ出てしまうので、押しすぎには注意しましょう。

基本の「フライパンホットサンド」の作り方

フライパンでホットサンドを作る際の基本的な手順をご紹介します。
基本がわかっていれば、あとは中にはさむ具材をお好きなものに変えるだけ。
バリエーション豊かなホットサンドを、いつでも手軽に楽しめますよ。

1.1枚の食パンに具材をのせ、もう1枚の食パンをかぶせて上から手で軽く押さえつけておきます。

2.フライパンを火にかけてバター(5g程度)を入れ、バターを溶かします。

3.バターが溶けたらフライパン全体にバターを行き渡らせ、具材をはさんだ食パンをのせます。

4.パンの表面や四隅をフライ返しでプレスしながら、食パンを焼きます。
途中、フライ返しで持ち上げてこんがりとした焼き色がついたかを確認します。

5.バターを追加し、食パンをフライ返しで持ち上げ、溶けたバターをフライパン全体に行き渡らせたら、食パンをひっくり返します。

バターを追加で入れることでしっかりした焼き色がつくだけでなく、食パンにバターがしみこんでとてもおいしくなるので、バターはケチらずたっぷりと使うのがおすすめ。

6.裏側も同じような焼き色がついたら、火を止めてまな板の上にのせ、半分にカットして完成です。

「フライパンホットサンド」を失敗しないポイント

フライパンでホットサンドを作る際、気を付けてほしいポイントが2つあります。

1つ目は、具材を入れすぎないこと。
欲張って具材を入れすぎると、プレスしたときに横から具材がはみ出てしまいます。見た目も悪く食べにくくなるので、具材の入れすぎに要注意です。

2つ目は、プレスするときに押しすぎないこと。
フライ返しや木べらなどを使って、食パンの上からぎゅっと圧力をかけるとき、パンの中央を押しすぎてしまうと中身が横からはみ出てしまいます。

プレスするときのポイントは、パンの外側を重点的にプレスすること。
最初に上からぎゅっと押さえ込んだら、あとは上の画像のようにフライ返しやヘラを傾け、パンの四隅をぐるっと1周押し込みましょう。。
こうすることで、具材がはみ出ないきれいなホットサンドを作ることができます。

「フライパンホットサンド」のおすすめレシピ7選

ここからは、フライパンで手軽に作れるホットサンドのおすすめレシピをご紹介します。
さまざまな具材をあわせてはさむことで、おいしさが増すホットサンド。タレやソースもほんの少しアレンジを加えるだけで、味に変化が出るのでおすすめですよ。

サバみそマヨネーズ&千切りキャベツのホットサンド

さばの味噌煮の缶詰とキャベツ、マヨネーズがあればすぐ作れます。みそとマヨネーズはパンとの相性も抜群。お好みでキャベツを倍量するのもおすすめです。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • さばの味噌煮缶 1/2缶
  • マヨネーズ 大さじ2
  • キャベツの千切り キャベツ1枚分(ふたつかみ程度)
  • パンに塗るマヨネーズ 大さじ1
  • 焼くときに使うバター 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

さばの味噌煮缶は水分を切ってからマヨネーズをいれ、身を崩しながら混ぜておきます。キャベツは千切りにしておきましょう。

トマトとレタスと目玉焼きのホットサンド

トマトとレタスのさっぱりと食べやすいホットサンドに、目玉焼きをプラス。粒マスタードとマヨネーズを合わせたソースがアクセントになった栄養満点のホットサンドです。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • レタス 1枚
  • 輪切りにスライスしたトマト  1枚
  • 卵 1個
  • マヨネーズ 大さじ2
  • 粒マスタード 大さじ1
  • 焼くときに使うバター 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

先に卵を焼いて目玉焼きを作っておきます。今回、目玉焼きは両面焼きましたが、半熟がお好みの場合は片面焼きでもOK。

レタスは洗ったあとひと口大にちぎり、水気を拭き取っておきます。トマトは5ミリ幅の輪切りに。
マヨネーズと粒マスタードは容器に入れて混ぜ合わせておきましょう。

アボカドとチーズのホットサンド

アボカドのホットサンドは、チーズと合わせることで濃厚でとろりとおいしいホットサンドに仕上がります。マヨネーズとケチャップを合わせたオーロラソースとの相性もばっちり。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • アボカド 1/2個
  • とろけるチーズ(スライスタイプ) 2枚
  • マヨネーズ 大さじ2
  • ケチャップ 大さじ1
  • 塩こしょう 適量
  • 焼くときに使うバター 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

アボカドは皮とタネを取り除き、縦2〜3ミリ幅にスライスしておきます。
マヨネーズとケチャップは容器にいれて混ぜ合わせ、オーロラソースを作っておきましょう。

ハムとチェダーチーズ&マヨネーズのホットサンド

ハムもチーズもたっぷりと使うことで、とてもおいしく仕上がるハムとチェダーチーズのホットサンド。今回はチェダーチーズをチョイスしましたが、他の種類のチーズでもおいしいですよ。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • スライスハム 4枚
  • チェダーチーズ(スライスタイプ) 2枚
  • マヨネーズ 大さじ2
  • 焼くときに使うバター 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

パン2枚の片側にマヨネーズを塗っておきます。マヨネーズをプラスすることで味の濃厚さをアップしますよ。

いちごとあんこのホットサンド

いちごとこしあんを使ったホットサンドは、バターを使うことで風味豊かな仕上がりに。

甘いホットサンドなのでバターは無塩タイプがおすすめですが、有塩タイプを使って塩気をほんのりきかせるのもおすすめです。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • いちご 3粒
  • こしあん(粒あんでも可)  大さじ4〜5程度(お好みで増減してください)
  • 焼くときに使うバター(無塩タイプ) 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

こしあんは食パン1枚だけに塗ります。いちごは切らずに、中央に3つ倒して並べておくと、できあがりの断面がきれいになります。

アップルシナモンのホットサンド

シナモンを振ったりんごをはさんだら、まるでアップルパイのようなホットサンドに。アップルパイよりも手軽に作れるので、ちょっとしたおやつにもおすすめです。

1人分の材料

  • 8枚切り(または10枚切り)食パン 2枚
  • りんご 1/2個
  • 砂糖 大さじ1.5
  • シナモン お好みの量(2〜3振り程度)
  • 焼くときに使うバター(無塩タイプ) 5g×2

ホットサンドを作る前の下準備

りんごは皮をむいて芯を外したら、縦長の状態で3〜5ミリ幅程度の厚さにスライスします。
耐熱容器にスライスしたりんご、バター、砂糖を加えてラップをし、レンジ600Wで1分加熱します。先にりんごを温めておくことで甘さが引き立ちます。

フライパンで手軽にホットサンドを楽しもう

わざわざホットサンドメーカーを買わなくても、フライパン1つでご紹介したようなホットサンドが楽しめます。

「毎日トーストばかりで飽きてきたな」というときにこそ、冷蔵庫にある食材を使ってフライパンでホットサンドを作ってみてください。