大学で建築・インテリアについて学んだのち、大手家具販売店に就職。現在はインテリア・ライフスタイル専門のママライターとして活動中。念願のマイホームを手に入れ、北欧インテリア×グリーンのある暮らしを楽しんでいます。
大切な家族の一員であるペットには、いろいろなお世話グッズが必要ですね。
最近では100均や雑貨店でもペット用品が豊富にそろ揃っていて、かわいいペットのためとついつい買ってしまうこともあると思います。
そんなたまりがちなペット用品はすっきり片付けて、使いやすくしておきたいですよね。
そこで今回は、トイレ用品やペットフードをはじめとしたペット用品の収納アイデアを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
ペット用品をスッキリ収納する3つのポイント
まずは、ペット用品を上手に収納するために大切なポイントをお伝えします。
どのように片付けると使いやすいのか考えて収納していきましょう。
【ポイント1】ジャンル分けして収納する
ペット用品は種類もさまざま。そのため、まずはアイテムをジャンル分けしておきましょう。トイレ用品、フード、爪や毛などを整えるためのグルーミング用品、おもちゃなど……。いくつかのジャンルに分け、それぞれでまとめて収納するのがおすすめです。
【ポイント2】使う場所の近くに収納する
ペット用品をジャンル分けしたら、それぞれで使う場所の近くに収納しましょう。
同じペットのグッズだからとフードからトイレ用品まですべてを1か所にまとめてしまうと、食事の準備はしやすくてもトイレの片付けはしにくいなど、使い勝手が悪くなる場合もあります。
毎日のお世話をスムーズにするためにも、食事やトイレ、グルーミングをする場所の近くに必要なグッズをスタンバイして、お世話する人の動線が短くなるようにしておきましょう。
【ポイント3】細かく仕分けして収納する
なるべく細かく仕分けして収納する方がスムーズに出し入れできて、お世話も楽になります。
ペット用品は細々したものも多く、大きなかごにポンポンと入れていると、ごちゃごちゃして使いたいものが見つかりにくくなる可能性も。
大きいボックスやワゴンの中を収納ケースで仕切るなどして、アイテムごとの大きさにあわせた定位置を設けましょう。
ワゴンや収納ボックスにまとめて収納する方法
ペット用品はジャンルごとに分けて、使う場所にあわせて収納するのが大切です。
とはいえ、収納スペースが多くない、1か所にまとめてスッキリさせたい、という場合もあるでしょう。
そんなときは、ワゴンやボックスなどにまとめたり、ペットのケージに引っかけたりすると使う場所の近くに収納しやすいですよ。
まとめて片付けるときの収納アイデアを紹介しましょう。
キッチンワゴンを最大限に活用
ペット用品の収納としても人気なのはキッチンワゴンを使う方法。
特に写真に写っているIKEAのロースコグのようなものは、いろいろな収納方法ができるので便利です。こういった形状のワゴンは、それぞれのトレイ部分にフックやスプレーボトルなどを引っかけられるのが便利。
S字フックを使ってほうきやトイレ用スコップをかけられるほか、一緒に消臭スプレーもかけておけば掃除がスムーズになります。
猫じゃらしをフック付きピンチで引っかけたり、バスケットをかけてブラシを収納したりすることも可能。
また、缶ケースにマグネットをつけてワゴンに貼れば、細かいアイテムの収納にも。
猫の抜け落ちたひげを集めている人にもおすすめですよ。
キッチンワゴンならたくさん収納できるので、トイレ掃除のときに必要なゴミ箱も一緒にセットしておけます。
ペットのトイレまわりからほとんど動くことなく後片付けができるので便利ですよ。
ゴミ袋も一緒に収納しておけば、ゴミをまとめる作業もスムーズです。
ニオイが気になる場合はふた付きのゴミ箱を使ってくださいね。
量が少ないなら収納ボックスを活用
ペットのお世話グッズが少ない場合は、ボックスを重ねるだけの収納がおすすめ。
よく使うアイテムを上段に、重たいものや使用頻度が少ないものを下段にしておけばいいですね。
収納ボックスにキャスターがつけられると、移動しやすくて掃除も楽です。
写真で使用しているのは「無印良品のファイルボックス幅25cmタイプ」。
フタやキャスターをつけられ、汚れても簡単に手入れできるのでペット用品の収納に便利です。
ペットケージの側面を活用
トイレの掃除グッズや毛並みを整えるブラシなど、頻繁に使うものだけケージに引っかける方法もおすすめです。
100均にも売っているフック付きのワイヤーバスケットを組み合わせれば、おもちゃなども収納できますよ。
あまりたくさんのものや重たいものは安全のためにも引っかけられませんが、毎日のお世話に必要なアイテムだけでもケージにセットしておくと便利です。
また、ワゴンや収納ボックスを近くに置けないというときにも、ケージへの引っかけ収納は役立ちます。
ペット用品の種類別収納アイデア
ここからは、トイレや食事のお世話グッズをはじめ、おもちゃやグルーミング用品など、いろいろなペット用品をうまく収納するコツをご紹介していきます。
トイレ用品の収納アイデア
まずは、ペットのトイレ用品から。ペットのトイレ用品は特にアイテム数も多く、頻繁にお世話が必要なのでスムーズに出し入れできる収納を考えましょう。
ペットシーツや猫砂はパッケージを見せないようにする
ペットシーツや猫砂などかさばるアイテムは、パッケージのまま目につく場所に置くと生活感が出てしまいます。
大きめのボックスを用意してパッケージごと入れたり、ペットシーツなら中身を取り出してかごに並べたりして、すっきり見せるようにしましょう。
特に猫砂はこぼれやすいので、手入れしやすいプラスチック製のボックスに入れておくと安心です。重量があるものは、収納位置を低い場所にしておきましょう。
ワゴンや収納棚の下段にボックスを入れたり、床に直置きしたりすれば持ち上げる手間が減るので補充のときも作業が楽になります。
収納に使うボックスは、フタ付きだと簡単に目隠しできて便利です。
ビニール袋は詰め替えケースに入れる
トイレを片付けるときに使うビニール袋は、パッケージのままよりも詰め替えケースに入れる方がおすすめ。
見た目がすっきりするのはもちろん、スムーズに取り出せるのでトイレの後片付けもサッと行えます。
また、トイレグッズをまとめて収納するときも、ケースに詰め替えておけばボックスやワゴンに収めやすくなります。
いろいろな形状のビニール袋用詰め替えケースがあるので、収納スペースや一度に入れたい袋の枚数にあわせて選びましょう。
ほうきや消臭スプレーはすぐ手に取れるよう引っかけて収納する
トイレの砂が飛び散ったときのために、ほうきとちり取りを用意しておくと便利です。
また、消臭スプレーをペットのトイレまわりにスタンバイしている人もいると思います。
そんなトイレ関連の掃除グッズは、トイレの近くに引っかけ収納にするのがおすすめ。
ペット用品をまとめたワゴンやペットのケージに引っかけておくと、サッと手に取れるのでトイレ掃除もスムーズです。
ペットフードの収納アイデア
トイレと同じように食事のお世話も大切。食事の準備や後片付けも、トイレの手入れと同様にスムーズにできるようにしたいですね。
ペットフードは、食事の準備をする場所にあわせて収納位置を考えることが大切。
また、ドライやウェットなどフードの種類にあった収納方法も考えましょう。
ドライフードは保存容器に詰め替える
ペットのドライフードは保存容器に詰め替えて収納するのがおすすめです。
鮮度のいい状態を保つためにも、密閉性の高い容器を使用するのがいいですね。
ニオイが強いタイプのドライフードでも、しっかり密閉できるとキッチンなどに置いても気になりません。
おやつや缶詰・パウチなどは取り出しやすさを考える
個包装タイプのおやつや缶詰・パウチなどのウェットフードは、パッケージから取り出して中身だけ収納しておくとスムーズに準備できてペットを待たせません。
キッチン内の引き出しや収納ケースに種類ごとに仕切って入れておけば、サッと目的のものを取り出せます。残量もすぐにわかるので、買い忘れを防ぐのにも役立ちますよ。
ストック品は大きめのボックスにまとめて収納
防災対策としても、ペットフードは少し多めにストックしておきたいもの。たくさん置いておきたいなら、水やお米などの家族の保存食品と一緒に収納しておくといいですね。
パントリーなどがあると片付けやすいでしょう。
ペットフードの収納アイデアやおすすめの収納アイテムについては、別の記事で詳しくご紹介しています。
グルーミング用品の収納アイデア
爪切りやブラシ、シャンプー・トリミング用品、顔・体を拭くシートといったグルーミングに必要なものは、アイテムによって使う頻度が大きく異なります。
そのため、使用頻度で収納場所を分けるのがおすすめです。
よく使うものはワンアクションで出し入れできる収納にする
例えば、ペットブラシなど頻繁に使うアイテムは、サッと出し入れできる収納を考えるのがおすすめ。
フタのないカゴに入れたり引っかけ収納にしたりして、ワンアクションで手に取れるようにしておきましょう。
ワゴンやケージに小さいバスケットを引っかけて、ポケットのような収納場所を作っておくのも便利ですよ。
簡単な収納方法だと家族の誰が使っても元に戻しやすいので、迷子になる心配も軽減できます。
使用頻度が少ないアイテムはホコリ対策もする
一方、爪切りやシャンプー、トリミング用品などはたまにしか使わないアイテムです。
使用頻度が少ないものは、カゴなどにポンと入れておくとホコリがたまってしまいます。
そのため、フタ付きのケースを活用して、汚れないように収納するのがおすすめです。
おもちゃの収納方法アイデア
ペットのおもちゃはどんどん増えてしまいがち。気づけばごちゃごちゃになっていることもあるかもしれませんね。
猫じゃらしなど絡まりやすいおもちゃは特に収納方法にも困りやすいです。
ペット用おもちゃは形状もさまざまなので、形や大きさで仕分けしながら収納するのがおすすめですよ。
ボールやぬいぐるみなどは種類ごとに分ける
お気に入りのおもちゃが行方不明にならないためにも、大きさや形などの種類ごとに収納ケースを分けて収納しておくのがおすすめです。
どんなおもちゃがあるか一目でわかるようにしておけば、買いすぎも防げるはず。
絡まりやすい猫じゃらしなどは引っかけ収納にする
ヒモの先におもちゃが付いていて絡まりやすい猫じゃらし。
長尺のアイテムなので、ボールなどのおもちゃと一緒に収納するのも難しいですよね。
そんな猫じゃらしは1本ずつ引っかけ収納にするのがおすすめです。
100均でも購入できるフック付きピンチを使えば簡単に引っかけて収納できますよ。
ワゴンやケージに引っかけたり、壁にウォールバーをつけて収納したりするといいですね。
猫と一緒に遊ぶスペース付近に収納しておきましょう。
100均でも購入できるフック付きピンチを使えば簡単に引っかけて収納できますよ。
ワゴンやケージに引っかけたり、壁にウォールバーをつけて収納したりするといいですね。
猫と一緒に遊ぶスペース付近に収納しておきましょう。
散歩グッズの収納アイデア
リードや水、トイレの後片付けグッズを入れたバッグなど、お散歩グッズはまとめて玄関に置いておくのがおすすめ。
出かける準備も帰宅後の片付けもスムーズで、リードに付いた汚れを室内に持ち込む心配もありません。
玄関ドアにマグネットフックをつけておけば、リードやバッグを引っかけて収納できるので、玄関の収納スペースが少ないお家にも便利です。
また、帰宅後にペットの手足を拭くためのシートも玄関に置いておくのがおすすめです。
その他の収納アイデア
長毛のペットがいる場合、1日に何度も粘着クリーナーを使って家中を掃除する必要があるというお家もあるでしょう。他にも、動物病院に通院しているなら診察券、ペット保険の書類など、ペットに関わるものは他にもいろいろあります。
こちらではその代表的なものの収納アイデアをご紹介します。
粘着クリーナーなどはカーペットやソファ付近に収納
カーペットやソファ、洋服に付いたペットの毛を取るために粘着クリーナーを使う頻度が高いなら、他のペット用品とまとめず使う場所の近くに置くのがおすすめです。
ソファのサイドテーブルなどにスタンバイしておくと、いつでもサッとコロコロできます。
せっかくならインテリアにあう粘着クリーナーケースを用意して、おしゃれに見せたいですね。
ペット関連書類は家族のものと一緒にまとめて収納
ペットに関わる書類は、意外とどこに収納すればいいのか迷うもの。
ペット用品と一緒にしまうとくしゃくしゃになったり、汚れてしまったりする恐れもあるので、書類は家族のものとまとめて収納するのがおすすめです。
家の大切な書類関係をまとめたファイルに一緒に収納しておけば、紛失する心配もありません。
しっかりラベル付けをして、一目でわかるようにファイリングしておくことが大切です。
ペットグッズを使いやすく収納してお世話をスムーズに
いかがでしたか?ペット用品の収納方法についてご紹介しました。
猫や犬を飼っている人なら、きっとたくさんのペット用品がお家にあるはず。
使う場所に近いところへ収納することを心掛け、使用頻度にあわせた収納場所を考えるのがおすすめです。
出し入れしやすい収納になればペットのお世話もスムーズになり、遊んであげる時間ももっと増えるはずですよ。